お金がないけど借りれない時の対処法!不用品売却や国の公的融資制度(緊急小口資金)解説

お金がないけど借りれない時の対処法

「消費者金融の審査に落ちてしまった。もう借りられる場所がない……」
「生活費が底をついた。でも闇金に手を出すのは怖い。」

カードローンなどの民間融資は「返済能力」を基準に審査するため、失業中や多重債務の状態では利用できません。しかし、だからといって人生が終わるわけではありません。

日本には、経済的に苦しい人を助けるための公的なセーフティネット(国の融資制度)が存在します。また、借りる以外にも当面の現金を確保する方法は残されています。

この記事では、どうしてもお金が必要な時に頼れる「公的支援制度」と、今日〜明日中に現金を作るための緊急策を解説します。絶対に違法な闇金には手を出さず、まずはこれらの制度を確認してください。

制度名が難しくてわからないという方は、以下の公的支援・給付金チェッカーを使ってみてください。あなたの状況に合った制度を自動でリストアップします。

📋 公的支援・給付金チェッカー

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▼ あなたにおすすめの制度

    ※詳細は社協・役所へご相談ください


    「借りる」前に!今日〜明日中に自力で現金を作る方法

    公的融資は申請から入金まで数日〜数週間かかります。もし「今日のご飯代もない」という緊急事態であれば、まずは身の回りのものを現金化して急場をしのぎましょう。

    不用品を売却する(即金アプリ・リサイクルショップ)

    家にある服、ゲーム、本、家電などを売ります。メルカリなどのフリマアプリは高く売れますが、入金まで時間がかかります。急ぐ場合は以下を利用しましょう。

    • リサイクルショップ(店頭買取):その場で現金を受け取れます。
    • 即金買取アプリ(CASHなど):写真を撮るだけで査定され、即座に現金化できるサービスもあります。

    日払いバイト(スキマ時間アプリ)を利用する

    「タイミー」や「シェアフル」などのスキマバイトアプリを使えば、面接なし・履歴書なしで、今日働いて今日お金をもらえる仕事が見つかります。借金をするよりも確実で健全な解決策です。

    国から借りるセーフティネット「生活福祉資金貸付制度」

    「不用品もないし、働くことも事情があって難しい」
    そんな方が頼るべきなのが、各自治体の社会福祉協議会が窓口となっている「生活福祉資金貸付制度」です。

    これは、銀行や消費者金融のような営利目的の融資ではなく、「生活の自立を支援すること」を目的とした公的制度です。

    民間カードローンとの決定的な違い

    • 金利:無利子、または年1.5%程度の超低金利。
    • 審査基準:「返済能力(年収)」よりも「生活の必要性」が重視される。
    • 信用情報:CICなどの信用情報は基本的に照会されない(※独自の審査はあります)。

    ブラックリスト状態で民間の審査に通らない人でも、この制度であれば借りられる可能性があります。

    少額をすぐに借りたいなら「緊急小口資金」

    生活福祉資金貸付制度の中で、最も利用しやすいのが「緊急小口資金」です。休業や失業などで一時的に生活費が必要になった場合に、少額を借りることができます。

    貸付限度額 10万円以内
    金利 無利子
    連帯保証人 不要
    融資までの期間 申請から1週間〜10日程度

    「無利子・保証人なし」でお金を借りられるのは、国の制度ならではのメリットです。「まずは10万円あれば立て直せる」という方は、お住まいの地域の社会福祉協議会へ相談してみましょう。

    出典:厚生労働省「生活福祉資金貸付制度」

    次章では、失業中や家賃が払えない場合など、状況に応じたさらに手厚い支援制度について解説します。

    失業や長期の困窮に対応する「総合支援資金」

    緊急小口資金の10万円だけでは足りない、失業して次の仕事が見つかるまでの生活費が必要だ、という場合に利用できるのが「総合支援資金(生活支援費)」です。

    総合支援資金の概要

    • 貸付額:
      単身世帯:月15万円以内 × 最大3ヶ月(計45万円)
      2人以上世帯:月20万円以内 × 最大3ヶ月(計60万円)
    • 金利:保証人ありなら無利子、なしでも年1.5%
    • 返済期間:10年以内(据置期間あり)

    この制度は「生活の立て直し」を前提としているため、ハローワークでの求職活動などが要件となる場合があります。しかし、民間のカードローンでは絶対に借りられないような低金利で、まとまった資金を借りられる強力な制度です。

    家賃が払えない時の救世主「住居確保給付金」

    「借金ではないが、今の家賃が払えず追い出されそうだ」という場合に絶対に知っておいてほしいのが、「住居確保給付金」です。

    これは貸付(借金)ではなく「給付(もらえるお金)」です。離職や廃業により住居を失うおそれがある人に対し、国が代わりに家賃を大家さんに支払ってくれます。

    • 支給額:市区町村ごとに定める上限額まで(例:東京23区単身で53,700円など)
    • 期間:原則3ヶ月(最大9ヶ月まで延長可能)
    • 返済義務:なし

    家賃の不安がなくなるだけで、就職活動に専念できるようになります。家賃滞納で悩んでいる方は、すぐに自治体の「自立相談支援機関」へ相談してください。

    出典:厚生労働省「住居確保給付金」

    公的融資を利用する際の注意点と流れ

    非常にありがたい国の制度ですが、民間のカードローンとは勝手が違う点も多いため注意が必要です。

    1. 「即日融資」は絶対にできない

    公的融資は税金を原資としているため、審査や手続きに時間がかかります。申請から入金まで、早くても1週間、通常は2週間〜1ヶ月程度かかります。
    「今日中に現金が必要」という場合は、冒頭で紹介した不用品売却や日払いバイトで繋ぐ必要があります。

    💡 もし「安定した収入」があるなら
    公的融資は入金まで数週間かかります。
    もし現在、アルバイト等で毎月の収入があり、「とにかく今日中に数万円必要」という緊急の状況であれば、最短即日で借りられるカードローンの方が解決が早い場合があります。
    👉 即日融資に対応したカードローンおすすめランキング

    2. 相談窓口は「社会福祉協議会」

    申し込み先は市役所ではなく、各市区町村にある「社会福祉協議会(社協)」です。まずは電話で「生活福祉資金について相談したい」と連絡し、予約を取ってから窓口へ行くのがスムーズです。

    3. 「審査」は必ずある

    公的融資といっても、無審査ではありません。「返済の見込みがあるか(就労意欲があるか)」「本当に困窮しているか」などが審査されます。
    また、すでに多額の借金があり返済不能な状態(多重債務)の場合は、「貸付ではなく債務整理(自己破産など)をすべき」と判断され、断られることもあります。

    それでもダメなら…最終手段は「生活保護」か「債務整理」

    「公的融資の審査にも落ちてしまった」「もう借金で首が回らない」
    そのような状況になっても、絶対に諦めないでください。日本国憲法には「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利(生存権)」が保障されています。

    借金をゼロにする「債務整理(自己破産)」

    借金の返済のために新たな借金をしようとしているなら、それはすでに限界を超えています。弁護士や司法書士に相談し、「債務整理」を行ってください。

    「自己破産」をすれば、借金を法的にゼロにできます。選挙権がなくなるといったデマを信じてはいけません。人生をリセットするための正当な権利です。

    最後のセーフティネット「生活保護」

    病気や怪我で働けない、収入がない、頼れる親族もいない。そんな時に利用できるのが「生活保護制度」です。
    生活費、住宅費、医療費などが支給されます。「自分なんかが申請してもいいのか」と躊躇する必要はありません。福祉事務所へ相談に行きましょう。

    お金がない時のよくある質問(FAQ)

    Q1. クレジットカードの現金化はしてもいいですか?

    絶対にやめてください。
    カード会社の規約違反で強制解約になるだけでなく、実質的な金利は闇金並みに高くなります。一時的に現金が手に入っても、翌月の支払いで確実に破綻します。

    Q2. 誰でも借りられる「審査なしローン」はありますか?

    ありません。
    「審査なし」と謳うのは100%闇金です。国や自治体の公的融資であっても、必ず審査(状況の確認)はあります。

    Q3. 公的融資を受けるとブラックリストに載りますか?

    載りません。
    生活福祉資金などの公的融資は、CICなどの信用情報機関とは無関係です。借りた履歴が民間のローン審査に影響することはありません。

    まとめ:借りられない時は「公的支援」を頼ろう

    お金がない、どこからも借りられないという状況は非常に辛いものです。しかし、解決策は必ずあります。

    • まずは不用品売却や日払いバイトで当座の現金を作る。
    • 社会福祉協議会へ行き、「緊急小口資金」などの公的融資を相談する。
    • 家賃が払えないなら「住居確保給付金」を申請する。
    • それでも無理なら「債務整理」や「生活保護」を検討する。

    一番やってはいけないのは、焦って闇金に手を出すことと、一人で抱え込んでしまうことです。役所や弁護士などの専門家は、あなたの味方です。

    この記事が、苦しい状況を抜け出すための糸口になることを願っています。

    一人で悩まず、まずは無料相談へ

    借金問題や生活困窮の悩みは、専門家に話すだけで解決策が見つかることがあります。
    国が設立した「法テラス」なら、弁護士・司法書士への相談費用を立て替えてくれる制度もあります。

    法テラス(日本司法支援センター)公式サイト

    著者プロフィール
    毛利(もうり)

    『カードローン比較.com』編集長 / 金融ライター
    大学卒業後、金融関連企業での勤務を経て、金融メディアの編集長に就任。「お金の不安をなくし、正しい選択肢を提供する」をモットーに、カードローンやキャッシングに関する正確な情報を発信している。