カードローンの審査に落ちる人の特徴5選!通過率を上げるために申込前にやるべきこと

カードローンの審査に落ちる人の特徴

「安定した収入はあるのに、なぜか審査に落ちてしまった……」
「否決メールが届いたけど、理由は教えてくれない。次はどうすればいいの?」

カードローンの審査に落ちると、人格を否定されたような気持ちになり、焦って手当たり次第に別の会社へ申し込みたくなるかもしれません。しかし、それは絶対にやってはいけないNG行動です。

金融機関が審査で見ているポイントは非常に明確であり、落ちる人には必ず共通する「5つの原因」があります。原因を特定せず闇雲に申し込んでも、結果は同じ(審査落ち)になるだけです。

この記事では、審査の裏側にある「スコアリングシステム」の仕組みと、審査落ちの原因となる具体的な特徴を解説します。自分がどこに当てはまるかを確認し、対策を講じることで、次回の審査通過率は確実に上げることができます。

審査の仕組み:AIによる「スコアリング」とは?

まず前提として、カードローンの審査がどのように行われているかを知る必要があります。

大手消費者金融や銀行では、申込者の情報をコンピュータに入力し、点数化(スコアリング)して合否を判定しています。審査担当者の「勘」で決まるわけではありません。

主な審査項目(属性)と評価イメージ

  • 年収:高いほど有利だが、安定性が重要。
  • 雇用形態:公務員・正社員 > 契約社員 > パート・アルバイト > 自営業。
  • 勤続年数:長いほど「辞めるリスクが低い」とみなされ高評価(1年以上が目安)。
  • 居住形態:持家(自己所有)> 賃貸 > 公営住宅。
  • 他社借入:件数・金額が少ないほど高評価。

これらの合計点が基準を超え、かつ信用情報に問題がなければ審査に通過します。
逆に言えば、審査に落ちたということは、「点数が足りなかった(属性の問題)」「致命的なマイナス要因があった(信用の問題)」かのどちらかです。

信用情報に「傷(延滞・異動)」がある

審査落ちの理由として最も多いのが、過去の支払いトラブルによる信用情報の悪化です。

いくら年収が高くても、信用情報機関(CICやJICC)のデータに「異動(ブラックリスト)」の情報があれば、コンピュータが即座に「融資不可」と判断します。

気づかないうちにブラックになっているケース

「借金なんて踏み倒していない」と思っていても、以下のような支払いで遅れがあるとアウトです。

  • スマートフォンの端末分割払いの滞納
  • クレジットカードの引き落とし不能
  • 奨学金の長期延滞

特にスマホ代の滞納は若い世代に多く、知らぬ間に審査に通らない体質になっていることがあります。不安な方は、まずCICで自分の情報を開示確認することをおすすめします。

「総量規制」のライン(年収の1/3)を超えている

次に多いのが、すでに他社からの借入額が多すぎるケースです。

貸金業法という法律には「総量規制」というルールがあり、貸金業者は「原則として申込者の年収の3分の1を超える貸付をしてはならない」と定められています。

総量規制の計算例(年収300万円の場合)

貸金業者から借りられる上限は合計100万円まで。
すでにA社から50万円、B社から40万円借りている場合、新たにC社から借りられるのは最大でも残り10万円だけです。

クレジットカードの「キャッシング枠」に注意

意外と知られていないのが、クレジットカードについている「キャッシング枠(現金を借りる枠)」も総量規制の対象になるという点です。

使っていなくても、キャッシング枠が設定されているだけで「借金できる状態」とみなされ、審査で不利になることがあります。不要なクレジットカードのキャッシング枠は解約しておくと、審査通過率が上がります。

出典:日本貸金業協会「総量規制について」

次章では、意外とやりがちな「申し込み時の入力ミス」や、短期間に申し込みすぎる「申し込みブラック」について解説します。

短期間に複数の会社へ申し込む「申し込みブラック」

「数打ちゃ当たる」という考えで、片っ端から申し込みをしていませんか?実は、これが審査落ちの直接的な原因になります。

信用情報機関(CICなど)には、契約内容だけでなく「あなたがいつ、どの会社に申し込んだか」という履歴(申込情報)も6ヶ月間記録されます。

審査担当者から見た「多重申込者」の印象

短期間(1ヶ月以内など)に3社以上の申し込み履歴があると、審査担当者は以下のように判断し、リスク回避のために否決にします。

  • 「相当お金に困っていて、返済能力がないのでは?」
  • 「他社も全て断られているということは、何か問題がある人に違いない」
  • 「詐欺グループによる組織的な申し込みかもしれない」

この状態を通称「申し込みブラック」と呼びます。一度こうなると、属性が良くても審査に通らなくなります。履歴が消えるまで6ヶ月間は新たな申し込みを控えるのが唯一の解決策です。

申込内容に「嘘」や「誤入力」がある

「年収を少し多めに書こう」「他社の借入額を少なめに申告しよう」
審査に通りたい一心で、事実と異なる内容を入力するのは逆効果です。

嘘はなぜバレるのか?

金融機関は膨大な顧客データベースを持っており、年齢や勤務先、職種からおおよその年収を推測できます。また、他社借入額は信用情報を見れば1円単位でバレています。

明らかな嘘(虚偽申告)が発覚すると、その時点で「信用できない人物」として即審査落ちとなります。最悪の場合、その会社のデータベースに「社内ブラック」として永久に記録され、二度と利用できなくなる恐れもあります。

単純な「入力ミス」も命取り

嘘をつくつもりがなくても、年収の桁を間違えたり、電話番号を間違えたりすると、本人確認ができずに審査落ちになるケースがあります。送信ボタンを押す前に、必ず入力内容を再確認しましょう。

「収入の安定性」が基準に達していない

カードローンの審査基準で最も重視されるのは「高収入であること」よりも「安定した収入が継続していること」です。

たとえ年収が高くても、以下のようなケースは「安定性が低い」とみなされ、審査に落ちる可能性があります。

  • 勤続年数が短い:
    就職・転職してから1〜2ヶ月しか経っていない場合、「すぐに辞めるかもしれない」と判断され不利になります。最低でも半年、できれば1年以上の勤続実績が望ましいです。
  • 給料が歩合制・日払い:
    月によって収入の変動が激しい場合、返済能力が不安定とみなされることがあります。
  • 在籍確認が取れない:
    勤務先に電話がつながらない、あるいは「そのような者はおりません」と言われてしまうと、収入の裏付けが取れずに否決となります。

最近は電話による在籍確認を省略できるカードローンも増えていますが、その場合でも社会保険証や給与明細書の提出によって在籍を証明する必要があります。

出典:CIC「保有する信用情報(申込情報)」

審査通過率を上げるために!申し込み前にやるべき3つの対策

審査落ちの原因がわかったところで、次は「どうすれば通るようになるか」という対策について解説します。少しの準備で結果が変わることもあります。

1. 「借りれる額」ではなく「必要な最低限の額」で申し込む

カードローンには利用限度額がありますが、最初から「50万円」や「100万円」といった高額を希望すると、審査のハードルが一気に上がります。

最初は「10万円」などの少額で希望を出しましょう。融資額が少なければ、金融機関側の貸し倒れリスクが低くなるため、審査に通りやすくなります。枠(限度額)は、半年ほど真面目に返済を続けて信用を積めば、後から増額申請が可能です。

2. 借入希望額が50万円を超えるなら「収入証明書」を用意する

貸金業法により、以下の条件に当てはまる場合は「収入証明書(源泉徴収票や給与明細書など)」の提出が義務付けられています。

  • 1社からの借入希望額が50万円を超える場合
  • 他社との借入合計額が100万円を超える場合

提出を求められた際にスムーズに出せるよう、事前に最新の書類を手元に用意しておきましょう。書類不備による審査落ちは非常にもったいないミスです。

3. 「簡易診断(お試し審査)」を活用する

いきなり本申し込みをする前に、各社の公式サイトにある「3秒診断」や「お試し審査」を必ず利用してください。

年収、年齢、他社借入額を入力するだけで、「融資可能か」の目安がすぐに分かります。ここで「ご融資可能と思われます」と出た会社に絞って申し込むことで、無駄な審査落ちと申し込みブラックのリスクを回避できます。

まずは「1秒診断」で可能性をチェック!

大手消費者金融なら、申し込み前に匿名でシミュレーションが可能です。
「審査に通るか不安」という方は、まずはここからスタートしましょう。


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それでも審査に通らない場合の最終手段

あらゆる対策を講じても審査に通らない場合、これ以上カードローンに申し込むのは得策ではありません。別の選択肢を検討すべき段階です。

  • 中小消費者金融を検討する:
    大手の機械的な審査で落ちた場合でも、対面審査を行う中小業者なら事情を考慮してくれる可能性があります(※必ず正規業者を選ぶこと)。
  • 公的融資制度を利用する:
    生活に困窮している場合は、社会福祉協議会の「生活福祉資金貸付制度」などが利用できる可能性があります。無利子または超低金利で借りられます。
  • 債務整理を相談する:
    すでに借金返済のために借金を重ねようとしているなら、それは破綻のサインです。弁護士に相談し、返済計画を見直すことを強く推奨します。

▼審査落ちでも利用できる「国の貸付制度」

消費者金融の審査に通らなくても、社会福祉協議会の「緊急小口資金」なら借りられる可能性があります。
👉 お金がないけど借りれない時の対処法!不用品売却や国の公的融資制度解説

審査落ちに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 審査落ちの履歴はいつ消えますか?

申し込み情報は6ヶ月間、信用情報機関に保有されます。
そのため、一度審査に落ちてしまった場合は、最低でも半年空けてから再チャレンジすることをおすすめします。

Q2. 審査の甘いカードローンはどこですか?

法律を守る正規業者である以上、「誰でも通る」「審査が甘い」カードローンは存在しません。
ただし、銀行よりも消費者金融の方が、審査スピードが早く柔軟な対応が期待できる傾向にはあります。

Q3. アリバイ会社を使って在籍確認をごまかしてもいいですか?

絶対にやめてください。
アリバイ会社の利用は詐欺罪に問われる可能性があるだけでなく、業者側もその手口を熟知しており、すぐにバレます。嘘をついて借りようとするのはリスクが高すぎます。

まとめ:原因を潰して「申し込みブラック」を回避しよう

審査に落ちるのには必ず理由があります。最後にポイントを振り返りましょう。

  • 過去の延滞など、信用情報に傷がないか確認する。
  • 他社借入が年収の1/3(総量規制)を超えていないか計算する。
  • 短期間に3社以上申し込む「申し込みブラック」を避ける。
  • 希望額は必要最小限にし、嘘偽りなく申告する。

「今すぐお金が必要」という焦りは禁物です。まずは落ち着いてご自身の状況を整理し、お試し診断などで可能性を探るところから始めてみてください。

正しい準備をすれば、審査は決して恐ろしいものではありません。あなたが無事に現状を打開できることを願っています。

著者プロフィール
毛利(もうり)

『カードローン比較.com』編集長 / 金融ライター
大学卒業後、金融関連企業での勤務を経て、金融メディアの編集長に就任。「お金の不安をなくし、正しい選択肢を提供する」をモットーに、カードローンやキャッシングに関する正確な情報を発信している。